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<はじめに>平成13年4月の激しい自民党総裁選挙からすでに5年以上の月日が経過して、あと数ヶ月で小泉総理は官邸を去ろうとしている。 当時、小泉純一郎候補を応援して渋谷に同行した時のあの光景を今でも忘れない。 小泉候補と応援の田中まき子議員が渋谷の街頭に立つと一万人にもなろうとする聴衆がみるみるうちにふくれあがって取り囲み、熱気に包まれた。 その時の私は「何てったって小泉純一郎」と題して一冊の本にまとめた。 今それからの5年間を振り返り、終わりなきドラマの次章にむかって、どんな筋書きになっていくのか。コンダクターが誰になろうとも聴衆の一人一人が安心して幸せを感じられるような社会に近づけることが大切だ。 小泉劇場は「改革なくして成長なし」「官から民へ」「中央から地方へ」のフレーズを繰り返し、時には絶叫し演壇を叩いて、好んで観る歌舞伎の名場面を演じているかのようでもあった。わかりやすく、くどくど云わず、短いトークで語りかけるそれはテレビ時代を実に上手に演じ切ったといえる。 道路公団、郵政、イラクの自衛隊の派遣、靖国問題など、いずれもこれまでと違ってタブー視せず、正面きって論戦を挑んだ。少子高齢化時代を迎えて、これまでのように補助金や交付税でサービスを続けることはもはや不可能で、これを断ち切るには官僚や族議員に任せていたのでは財政再建は不可能という強い意志をもって、あえて「自民党をブッ壊してもやり抜く」と時には党とも対峙した。不良債権処理、公共事業の見直し、三位一体による国から地方への税源移譲、医療・年金・介護と順次社会保障制度の改革、政府系金融機関の統廃合、財政構造改革、構造改革特区、産業再生、地域再生、都市再生等々の改革ラッシュ。 他方、光とともに陰も又指摘されている。 @生活保護世帯が(13年)80万から(17年)101万になった。 A若年層の失業、フリーター、ニートが問題となる。 B社会保障制度改革が十分進んでいない。 C官僚の天下りや官製談合が断ち切れていない。 D都市と農村の格差が広がっている。 E外交問題で特にアジア外交が停滞している。 F国連安保理事国入り等の目途が立たない、等々。 改革に終わりはない。 小泉内閣は古いものを壊したが、それがための色々なヒズミやギクシャクもありました。次にどんなドラマが待っているのか、大きな関心を寄せて幕の開くのを大観衆が待っている。 自民党はまだまだ爆発するエネルギーを内在している。人材も豊富だ。私達はこれからの時代をリードするしっかりしたポリシー(セールスポイント)を明らかにして国民の一人一人が手に汗する、迫力ある舞台を演じたい。そのためにどんな日本にするのか、そして世界に日本は何を発信するのか。 私もその一翼を担いながら、責任を果たしてゆく決意です。 伊藤公介 |
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