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日本の安心・安全 − その時世界は 新たな豊かさへの道-環境から拓く日本の未来 |
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| <はじめに> 東京オリンピックの年、私は西ドイツ西ベルリンに滞在していました。 ベルリンの目抜き通りクールフステンダム(通称クーダム)通りの大きなショーウィンドーのあちこちに黒山の人だかりがあった。 近づいて覗いてみると、ショーウィンドーの中はリコー、ナショナル、キヤノン、オリンパス等のトランジスター製品がずらりと並んでいた。 戦争に敗れた東洋の小さなニッポンが創った製品が、世界のショウウィンドウを独占している光景に20代の私は、日本という国の力に感激と誇りを強く感じた。 2003年9月11日、ニューヨーク同時多発テロ事件の朝、私はアメリカシカゴのミシガン通りのスターバックスで息子とコーヒーを飲んでいた。 現地の新聞は一斉に「新しい戦争」と報道した。 飛行機も列車も全てストップで帰国の予定を延ばさざるを得なくなり、少しの下着やスポーツシューズなどを買い込んだ。しかしスーパーで手にするもの手にするもの、いずれも見事な程どれもこれもメイドインチャイナであった。 解っていたつもりではあったが、時の流れを改めて思い知らされる思いであった。 最近、民間シンクタンクのシミュレーションによると2050年の世界のGDPは中国が4800兆円、アメリカ3800兆円、インドが2800兆円、そのとき日本のGDPは800兆円という。 様々なファクターがあるので必ずしもそうなるかはわからない。しかし、日本は世界の0.2%の国土に0.3%の人々が住み、世界資源の16%を消費しながら、世界のGDPの11.3%を創りだし、依然世界の第二位の経済力を維持している。 ニッポンはこれまでも様々な困難な時代を、質の高い労働力と勤勉な国民の知恵と努力によって乗り切ってきた。 長年、カナダやオーストラリアに住んでいる友人達は「カナダやオーストラリアは日本より1人当たりのGDPが低いのに、彼らの方がはるかに生活をエンジョイしている」という。 世界最高の技術開発と研究と、世界一金融資産を持ち懸命に働いてきたのに、豊かで安心できる社会を提供できないとしたら、それは政治に大いに責任がある。 今日、日本でアンケートをすると、国民の最大関心事は年金をはじめとした社会保障制度についてである。 死亡数が出生数を上回るという、日本の歴史はじまって以来の時代を迎えている。日本は平均寿命81.9歳という世界一の長寿国であり、長寿時代に対して世界に先駆けた対応をしなければならず、様々の施策は世界の他国の後追いで見習っていくというわけにはいかない。 年金は65歳支給、更に一元化の方向も示されているが医療や介護の3要素を総合して確立し、全ての人々が安心して全力投球できる環境を整備することが政治に求められている。 日本は人口が減少し、労働人口の減少は深刻である。しかし世界は逆に現在の60億人から2050年には90億人から100億人の人口になると予測されている。 そのとき人類は食糧とエネルギー、やがて深刻な環境問題に直面する。 先進国で唯一日本だけが食糧の自給率は40%、穀物においては僅かに27%、石油の99.7%を外国に依存し、その70%を極めて政情不安な中東に頼っている。 グローバル化(国際化)、情報化、そして少子高齢化といった中で、大転換期を迎えて私達は新しい国家戦略を考えなければならない新しい歴史の扉の前に立っている。 新たな豊かさへの道、 それは私達一人一人のライフスタイルを変える決意からはじまります。 日本から世界に発信できる道。 環境から拓く日本の未来。 科学技術創造立国と環境先進国ニッポン。 私達の新たな挑戦がはじまる。 伊藤公介 |
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